海外で生活をしていると恋しくなるのが日本の味です。ドイツではスーパーで簡単に小豆を手に入れることができます。その小豆を美味しく炊いて、スイーツを楽しむ方法をご紹介します!!
特に寒い季節は温かなぜんざい(お汁粉)がおすすめです。
※地域によって、ぜんざいとお汁粉は呼び方が変わります。私の住んでいた京都ではぜんざいと呼ばれています。関西では一般的にはぜんざいは粒が残っているものを呼び、お汁粉は粒がなく滑らかなものを呼ぶことが多いです。
小豆の購入場所
小豆はスーパーで購入することができます。ドイツでも小豆はAzukiなんです!
Bohnenは豆(Bohne)の複数形です!
通常のスーパーでは取り扱っていませんが、Bio ビオ系のスーパーで売られていることが多いです。
私はALNATURAというビオ商品を取り扱っているスーパーで購入しました。
値段は500g 2.79€でした。お手頃!!
もちろん日本でも小豆を購入して、あんこを作ることができます。
品質が違ったりするんだと思いますが、ドイツの小豆安っ!!
あんこづくりの材料
- 小豆 250g
- グラニュー糖 250g
- 塩 少々
- 水 750ml
砂糖の分量はお好みで調整してください。甘さが控えめがいい人は砂糖を減らしてください。手作りで作ると好みの甘さに調整できるのがいいです!
砂糖の種類も別の物でも大丈夫です。私は家にグラニュー糖があったので、グラニュー糖で作りました。
小豆は1袋が500gだったので、半量で炊く事にしましたが、必要な量で炊いてください。基本は小豆と砂糖と水が1:1:3と覚えてもらえばわかりやすいです。小豆は炊くと乾燥した状態の量の倍以上になるので、こんなくらい食べれるやろうと炊いてしまうとめっちゃ多くなるので、気をつけてください。
小豆の炊き方
小豆を洗って、火にかける
小豆は軽く水洗いをします。小豆は大豆とは違い事前に水に漬ける必要がありません。
水洗いしたら、鍋にたっぷりの水と小豆を入れて強火にかけます。
沸騰したら、コップ1杯の水を入れます。再び沸騰したら、中火にして10分火にかけます。めんどくさかったらコップ1杯の水はなしで、中火で15分でもOK!
小豆を蒸らす
10分経ったら蓋を閉めて、30分ほどそのまま置いて蒸らします。
ゆでこぼしをして渋抜きをする
30分経ったらお湯を捨てます。ザルにあげるか、鍋を傾けて、捨ててください。
この作業をゆでこぼしと言います。小豆は渋みがあるのでこの作業を行うことで、えぐみや渋みを抜くことができます。
この時点で水分をしっかり吸ってふっくらした小豆になります。まだ火は完全に通っていないので、更に火にかける必要があります。
小豆を炊く
小豆と分量の水 750mlを鍋に入れて、強火にかけます。沸騰したら弱火にして40~60分煮ます。
この時に灰汁が出るので、灰汁はすくって捨ててください。この小豆はそれほど灰汁がでなかったので、灰汁をすくう回数は少なくてすみました。
小豆が水に全て浸かったまま、煮るのが良いので、もし水が減ってしまった時は、小豆が水に浸かるように、お水を足してください。
小豆が柔らかくなって、手でつまむとすぐ潰れるくらいまで炊いてください。
柔らかくなったら、火を消して、蓋を閉めて10分間蒸らします。
※この時蒸らすことで、水分がしっかり小豆に行き渡ります。
砂糖を加えて煮つめる
煮汁を少し残して、捨てます。深さ1㎝ほどの煮汁を残してください。不安ならもう少し多めでもいいですが、水分を飛ばすために火にかける時間が長くなります。
砂糖を半量加えて、中火にかけます。水分が出て水位が上がってから、5分ほど煮たら残りの砂糖を加えて弱火で煮詰めます。
この時焦げ付かせないように適宜混ぜるようにしましょう。
塩を加えて味を整える
鍋底をこすると底が見えて、すぐ小豆でふさがるくらいまで煮詰めて、最後に塩を加えて、混ぜれば完成です!
あんこは冷めると硬くなるので、少し緩めで大丈夫です。
あんこの保存方法
- 冷蔵庫:2~3日間
- 冷凍庫:3ヶ月 ラップで包んで小分けにして、冷凍しましょう
すぐに食べきれる場合は、冷蔵庫で保管できます。手作りのあんこは糖分が控えめで、保存料不使用なので、常温ではなく冷蔵か冷凍で保管してください。
冷凍した場合は、冷蔵庫で解凍すると美味しく解凍できます。
あんこの食べ方
あんこが炊けたら美味しく食べたいですね!美味しくあんこを味わう方法をご紹介します。シンプルイズベストです!!
あんバタートースト
焼いたパンにバターをたっぷりと塗って、あんこを載せていただきます。
シンプルですが、あんこの美味しさを存分に味わうことができます!!ドイツのバターはとっても美味しいので、この美味しすぎて止まりません!
ぜんざい
あんこと水の量を1:1で鍋に入れて火にかけます。ふつふつと温まれば完成です!
お餅や白玉があれば美味しさ倍増ですが、もしなければもう少し水を足してほどよい甘さにして、飲むのも美味しいです。日本の味に飢えた海外生活では癒しの味です。ドイツではアジアンスーパーで手頃な価格で白玉粉が売っているので、白玉でぜんざいがおすすめです。
まとめ
私はお正月にぜんざいが食べたくなって、今回小豆を買って炊いてみました。ドイツの小豆は日本の小豆と変わらない美味しさです。むしろ灰汁が少なかったので、灰汁取りをほとんどしなくて済んだのでとても楽でした!
小豆を煮るのには少し手間がかかりますが、あんこが味わえるのならその手間も惜しくないです!ドイツでは手軽に小豆が手に入るので、日本の味が恋しくなったらまた炊こうと思います。
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