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新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、日本に帰国するか、残るのかの判断

ベルリン 桜

どちらかというとつい最近までは、とりあえずもうしばらくドイツにいたらいいかと割と楽観的に捉えていたのですが、最近の新型コロナウイルスの影響を考えると少しずつ心境の変化が訪れました。

海外に滞在している方、特に留学生やワーキングホリデーなど比較的短いスパンで滞在を予定していた人にとっては、悩ましい問題です。

私自身、日本に帰国するのか、ドイツに残るのか、悩んでいるので、整理してみました。どのようなポイントを重視して、帰国するかどうか判断基準を挙げてみました。

新型コロナウイルスの感染リスク

新型コロナウイルスの感染者数は、日ごとに拡大しており、現在私が滞在しているドイツは、中国・イタリア・アメリカ・スペインに次いで5番目。(3月25日現在。今後変動の可能性あり。)

ドイツ国内の感染者数は3万人を超え、感染者数少ないわーって思ってたベルリンの感染者もどんどん増えています。

ただし、ドイツは新型コロナウイルスへの対応が徹底して行われています。家族以外に人と3人以上で会うことが禁止されたり、公共の場では1.5m以上間隔を空けること、飲食店もイートインができなかったり、コロナウイルスの拡大速度を低下させるための対策が行われています。

その一方で、日本は現時点では感染者数は少なく、学校が休校になったり、イベント自粛傾向にありますが、お花見をしたり、人混みに出かける人がいたり、海外に比べると対応が遅れている印象を受けます。

そのため、ドイツにいても、日本に帰国しても自分の行動次第で、感染する滞在先での感染リスクは大きな違いはありません。

1点異なる点を挙げるなら、帰国時のフライトや移動の際は、感染リスクが高まるという点です。

人の集まる空港や密閉された空間である飛行機に、もし新型コロナウイルスに感染した人がいた場合、感染するとしても不思議ではありません。

もし新型コロナウイルスに感染したら?

  • 頼れる人はいるのか?
  • 言語面での不安はあるのか?

日本・ドイツ共に、医療環境については整っています。おそらく、いずれにしても高度な治療を受けることができると考えられます。

1番大きな違いは、頼れる人がいるかいないか、また言語です。

ドイツには、親しい友人はいますが、自分が新型コロナウイルスに感染したときに、助けを求めることができる人がいるかと言われれば、難しいところです。

また、母国語とは異なる言語環境で、約2週間にわたり隔離、治療を受けるという際には、大きな負担や不安に繋がります。

特に私は英語は怪しく、ドイツ語は更に怪しいので、無事に診察をしてもらえて、話を理解できるかも怪しいです…。

保険について

事前に確認しておきたいのが、保険についてです。現在自分が海外で加入している保険で新型コロナウイルスに感染したときにカバーできるのか、確認しておく必要があります。

日本については、新型コロナウイルスは指定感染症に定められました。そのため、原則無料で治療を受けることができます。

指定感染症の治療は公費で負担されるため、病院で治療費や入院費について話が出た場合は、無料で治療してもらえるはずとの見解を示すようにしてください。

いずれにせよ帰国後は健康保険への加入が必要となりますが、帰国時にコロナウイルスの陽性反応が出ても保険の心配はなさそうです。

滞在先で安定した生活を送れるのか

  • 食料品、生活備品が安定して供給されるのか
  • 治安が安定しているのか

ドイツに関しては、いずれも安定していると考えられます。新型コロナウイルスが報道された当初はアジア人に対して、差別発言や行動が行われたりもありましたが、危害を加えられるということは非常にまれです。

また、スーパーマーケットやドラッグストアなど生活に必要なものを扱うお店は現在も営業しており、今後も営業すると発表されています。

ドイツ人の真面目な気質もあり、スーパーマーケットやパン屋さんでもお客さんは等間隔にスペースを空けて列を作り、治安面での心配もないです。

国によっては、暴力行為や略奪といった危険な状況が引き起こされている場所もあるようです。そう考えるとドイツは、問題なく滞在できる場所です。

自分の目的や目標のために場所がどれだけ重要か

  • 自分の目的や目標を達成するために、その場所に滞在する必要があるのか
  • その目標は、現状(新型コロナウイルスの影響下)でも達成できるのか
  • 新型コロナウイルスが収束した後に、再度渡航が可能か

それぞれが目標や目的を持って、海外に来ていると思います。その目標や目的が、その場所でないとできないことなのか、また現在のように、様々な行動が制限される中でも達成できることなのか、考える必要があります。

  • ヨーロッパの様々な風景を撮影したい
  • ブログやライターの仕事を安定させたい

私の主な目的・目標は上記の2つです。1つ目の「ヨーロッパの様々な風景を撮影したい」という目的は、現状では実行できません。また現状を考慮すると、私のビザが切れる11月までに、新型コロナウイルスが収束するかはわかりませんし、場合によっては、ベルリンで全ての期間を終える可能性すらありえます。

一方でもう1つの「ブログやライターの仕事を安定させたい」という目標は、海外にいる方が有利な部分もありますが、日本でも実行できることです。

最後に新型コロナウイルスが収束した後に、またドイツに来ることができるかという点ですが、ワーキングホリデービザの期限内に収束すれば、渡航できますが、期限が過ぎてしまうとワーキングホリデービザはもう取得できないので、フリーランスビザを取得するもしくは、3ヶ月以内の渡航、語学ビザを取得するのいずれかになります。

恐らく私は、一度帰国したら、ワーキングホリデービザの期限内にドイツに戻ることは難しいと考えています。

帰国できるのか?帰国後の滞在先は?

日本に発着している航空会社の状況

  • フィンランド航空 :~6月30日 運休
  • ルフトハンザ航空:4月20まで、羽田=フランクフルトの週3便を除いて、運休
  • KLMオランダ航空:一部減便 3月29日~5月3日 成田・関空共に週2便に減便(関空は水曜日・土曜日発のみ)
  • エールフランス:一部減便
  • 全日本空輸:減便・運休

ヨーロッパを発着する航空会社の大半が、運休・減便を行っています。関東方面に関しては、現在も複数の選択肢があります。

関西国際空港については、ヨーロッパ発着となると現実的に利用できるのは、KLMオランダ航空のみ。

KLMオランダ航空は減便で対応しており、関西国際空港への便は、水曜日と土曜日発の週2便です。

対象地域から帰国した後の待機場所

対象地域から帰国した人は、2週間待機する必要があります。ドイツもその地域に含まれるため、帰国後は2週間待機することになります。

待機先は、自宅もしくはホテルなど宿泊施設を自身で手配する必要があります。

また、待機場所までの移動に公共交通機関を使用しないように要請されているため、移動は徒歩・自家用車・レンタカーの利用に限られます。

帰国後の仕事は?

帰国して待機期間を終えた後に気になるのが、その後の仕事です。新型コロナウイルスの社会に与える影響は非常に大きく、転職活動をするには厳しい環境です。

今回のタイミングで帰国を余儀なくされた方やワーホリに出かけようと準備して、退職してしまった人には、難しいタイミングです。

ただし、ドイツにいても仕事の環境については、似たようなものです。

帰国するかしないか、その結論!

帰国します!!

タイミングに乗り遅れた感があり、今は無事に帰国できるのかが心配ですが、帰国することに決めました。特に大きかった決断理由は下記の通りです。

  • ヨーロッパを周遊しながらの撮影ができない
  • 新型コロナウイルスに感染したときのリスクが高い
  • 日本でもできることはある
  • 帰る場所がある

新型コロナウイルスの状況は全く予測ができません。こんなに感染が拡大するなんて思ってなかったし、夏くらいには落ち着いてきて旅行に行けるかな?なんて思ってましたが、甘すぎる考えだと自分で思いました。

もしかするとドイツのワーホリ期間中ひたすら家に引きこもることになるかもしれないし、1番の目的だったヨーロッパ旅行に行くことができない可能性も高い。

そして、新型コロナウイルスに感染したときに、言葉がほとんどわからない状況で、治療を受けたり隔離される恐怖ははかりしれません。

でも何より大きな理由は家族の存在です。「帰ってきたくなったら、帰ってきたらええんやで」と言ってくれる家族の存在はとても大きかったです。

生活基盤がヨーロッパにある人は、また異なる考え方かもしれませんが、1年という期限付きのワーキングホリデービザだからこそ、何もできない状況が続くのに耐えれませんでした。

まとめ

私は帰国するという決断をして、今帰国するために何をしなくてはいけないか準備中です。しかしながら、帰国する・しないは本当に人それぞれです。

日本もどうなるかわからないですし、ドイツの方が安全と考える人いると思います。何に重きを置くかは人それぞれです。どんな決断をするにしても、後悔のないように考えて行動していきたいと思います。

また、帰国するという決断をした人は、感染リスクが高まることは否定できません。私も感染しない・感染させないという対策と行動をとります。

夢描いていたドイツでのワーホリがこのような形で終わってしまうのは、本当に無念です。今は帰国に向けての手続きや準備を進めるので、帰国後の2週間の引きこもり期間に、いろいろと整理ができればと思います。

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