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【ドイツ】新型コロナウイルスの最新事情と日本へ帰国する場合

近頃コロナのことで、気軽に出かけたり友達に会うことができなくなって、気が滅入ってしまい、更新できていませんでした。

どんどん広がる感染拡大と厳しくなっていく規制。現在ドイツのベルリンで滞在している私が感じたことや、実際どのような状況か、どんな規制が行われているのかご紹介します。

新型コロナウイルスによるドイツ国内の規制(最新)

ドイツでは、国が出している規制とは別に州ごとに規制が行われています。まずは、ドイツが3月22日に発表したガイドラインです。

ドイツにおける新型コロナウイルスガイドライン

  1. 同居家族等以外の他人との接触は絶対に必要な最低限とする
  2. 公共の空間において、他人との距離を必ず最低1.5メートル、可能であれば2メートル以上とる
  3. 公共空間における滞在は、単身、または家族以外の1名、または家族の同伴に限り認められる
  4. 職場への通勤、緊急時ケア(託児、高齢者介護等)、買い物、通院、試験や会議等重要な日程、他者の支援、個人によるスポーツ、屋外での新鮮な空気を吸うための運動やその他必要な活動のための外出は引き続き認められる
  5. グループによるパーティーは、公共の場所か私的な空間(住居)かを問わず許容されない
    秩序局または警察が取り締まり、違反行為には罰則が適用される
  6. すべての飲食店は閉鎖する
    ただし配達サービスや持ち帰り等により、個人が自宅で飲食するための料理の販売は例外
  7. 理髪業、美容サロン、マッサージ業、タトゥー業など、身体のケアに関わるサービス業は、近距離での身体の接触を避けられない職種であり、本ガイドラインに合致しないため、すべて閉鎖する
    ただし医療上必要な治療は引き続き認められる
  8. 人々との接触があり得るすべての現場については、公衆衛生に関する規則を守り、従業員や訪問客に対する効果的な保護措置を実施することが重要である
  9. 上記の措置の適用期間は最短2週間とする

ドイツ連邦政府のプレスリリース

上記の内容がドイツ全体に適用されています。ただし、ドイツは国以外に州からも外出制限が発表されています。

ベルリンについては、これ以上に厳しい取り締まりは行われていませんが、州によっては更に厳しい制限が行われており、買い物など最低限のこと以外で外出できない地域も出てきています。

現時点では、家族以外の人とも1名だけだと会うことができます!

お店や青空市場でも他人との距離を空ける意識ができていて、距離を空けて、列ができていました。パン屋さんでは、特に案内は書かれていませんでしたが、お客さんが自主的に店内に入る人数を考えて、一定の人数以外は、外に間隔を空けて並んでいました。

ドイツ入国時の一時的制限措置

3月17日より、EUへの入域制限に関する欧州委員会の提案に従い、ドイツでも非EU市民、非EFTA市民、非英国市民のEUへの入域を30日間制限が実施されています。

3月17日~ 30日間を予定していますが、今後延長される可能性もあります。

入域制限の範囲:
○対象:EU及びシェンゲン域外からのすべての不要不急の渡航(日本を含む)
○免除対象: 
 EU市民、シェンゲン協定加盟国の国民及びその家族
 長期滞在資格(Aufenthaltstitel)を有する外国籍者
○適用除外
 健康管理や高齢者ケアの専門家
 国境を越える通勤者
 国境を越える物流(貨物・物資輸送)の輸送人員
 出身国または長期滞在資格が与えられた国へ帰国する乗換え旅客(トランジット)
 その他:緊急・人道的理由がある者等

出国に関しては、制限はありません。

長期滞在権限(長期滞在資格Aufenthaltstitelや長期ビザ)がある日本人の入国は、可能ですが、観光客などの短期滞在者は入国ができません。

日本からドイツへの入国に必要な書類と対応

日本からドイツに入国する際には、所在追跡票(Aussteigekarte/Public Health Passenger locator Form)の提出が必要です。

所在追跡票の日本語版は、Webサイトからダウンロード可能です。機内で配布されるものには、日本語訳がついていませんので、事前にダウンロード、記入しておくことをおすすめします。

ドイツ大使館の業務縮小に伴うビザ発給停止

新型コロナウイルスの影響で、日本にあるドイツ大使館・領事館の窓口業務が縮小されています。その結果現在ビザの発給が停止されています。

私のようにワーキングホリデーを考えている人も現在は、ビザの手続きができません。非常に残念です。

ドイツの感染症危険情報

2020年3月23日
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)

ドイツのレベルが2になった時点で、多くの留学生は大学生は帰国を余儀なくされています。また一部の駐在員も帰国されています。

海外在住者・渡航者は「たびレジ」もしくは在留届を提出しよう

海外在住の方におすすめの外務省が提供している「たぶレジ」というサービスをご紹介します。

たびレジとは

外務省から最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報無料配信サービスです。海外渡航するタイミングでメールアドレスと行き先・渡航期間を入力しておくと、海外安全情報をメールで受信することができます。

3ヶ月未満の期間海外に滞在する時はたびレジに登録しておこう

たびレジはWebサイトから簡単に登録が可能です。

メールアドレス等を登録して、滞在先の国と滞在予定の期間を登録しておくと滞在している国で、情報がある際は自動でメールが配信されます。

今回の新型コロナウイルスのような不測の事態が起きた際、ドイツや各州から様々な情報が展開される場合に、日本語で詳細の案内を随時受け取ることができます。

今まで知りませんでしたが、海外旅行や海外に滞在する際は、登録しておくことをおすすめします!

在留届

在留届は、外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する方に提出が義務付けられています。

海外転勤・海外留学・海外移住される方は、必ず提出してください。オンラインから簡単に提出が可能です。

在留届を提出しておくと、たびレジと同じく滞在国での情報をメールで受け取れる他に、安否確認などにも利用されます。長期で海外に滞在される方は、必ず登録してください。

ドイツから日本に帰国する場合の制限

ドイツから日本に帰国する場合、入国者は検疫所長の指定する場所(ご自宅等)で14日間待機し、日本国内では公共交通機関(電車やバス、国内線飛行機、タクシー)を使用しないことを要請する。(3月21日~)

ヨーロッパの多くの地域はこの制限対象になっております。

検疫所長の指定する場所は自宅等になっていますが、自宅がなかったり、公共交通機関を使用せずに、自宅に帰れない場合(自家用車・レンタカー)は、ホテルや旅館を手配して、滞在するように指示されています。(もちろん自己負担)

また宿泊先は、出国前に手配し、手配できなかった場合は、手配できるまで、空港で探すことになります。

自宅が空港から離れている場合、非常に大きな負担となります。また要請というのがポイントになっており、あくまでも要請なので、国からの補助はありませんし、制限を無視して、公共交通機関を使用して自宅に帰宅することも可能です。

ただし、万が一後日コロナウイルスに感染していることが発覚して、公共交通機関を使用していたことが判明すると、恐ろしいことになります。日本に帰国の際は、これらを考慮して、帰国する必要があります。

ベルリンの街の様子

私が住んでいるのは、ドイツのベルリンです。ベルリンの状況をご紹介します。

ショッピングモールやスポーツジムは閉鎖

ショッピングモールやスポーツジムなどは全て閉鎖されています。日常生活に必要な食料品などを扱うスーパーや薬局、ドラッグストア、ガソリンスタンド、飲食店などを除いて、ほとんどのお店が営業していません。

食料品を販売する青空市場は営業していますが、マウアーパークのマーケットは開催されていません。

交通機関(電車・バス・飛行機)は縮小、制限

ドイツ全体として、交通機関の利用が制限されています。ドイツの他の都市と接続しているバスや電車も減っており、飛行機もキャンセルが増えています。

ベルリン市内の電車も数が減らされています。また従来では、電車は自分でボタンを押して、扉を開閉することになっていましたが、現在は全て自動になっており、ボタンに触れずに、扉を開けることができます。

バスの利用時には、運転手の感染予防対策として、前方からの乗車ができず、運転手にも近寄ることができません。そのため、バスを利用する場合は、事前に切符を購入するもしくは、アプリの利用が必要です。

飲食店はテイクアウトやデリバリーのみ

数日前までは、飲食店は18:00までの営業で、店内での飲食も可能でしたが、店内での飲食ができなくなりました。

テイクアウトやデリバリーのみ営業が可能ということで、近くのカフェでは、お店の入口に商品を並べて、店内に入れないようにして営業をされていました。

このコロナの影響の最中で、ドイツのイタリアンチェーンVAPIANOの一部関連会社が破産しました。破産した会社以外の店舗は今まで通り営業が行われるということで、一安心です。

ただ、VAPIANOに限らず、多くのお店が営業できなかったり、テイクアウトのみだったりと、小さなお店はその影響も大きいですし、コロナの影響でつぶれるお店が出てくるのではと心配しています。

スーパーやドラッグストア

スーパーマーケットでは、最初の頃に※ハムスター買い(買い溜め)する人が多数見られたために、一気に売り場から商品が消えるということが起きました。

※ドイツでは買い溜めをHamsterkauf、買い溜めすることをhamsternと言います。なんとなく可愛い!

今までに比べるとパスタや小麦粉など買い溜めしておきやすい食べ物を中心に品薄が続いていますが、物流がストップしたというわけではありませんので、普通に商品は並んでいます。

ドラッグストアでは、現在もアルコール除菌類、石鹸などの品薄状態が続いています。トイレットペーパーも品薄ですが、全く購入できないというほどではありません。

薬局(Apotheke)は、ちょくちょくマスクを購入するために、営業時間前から列を作っている人を見かけます。マスクも購入困難ですが、不思議なのが、マスクを付けている人をほとんど見かけないことです。マスクはどこへ??

※ドイツではマスクは感染している人が感染を拡大させないために付けます。そのため、いまだに街中でもマスクを付けている人は少数です。ようやく最近マスクを付けている人をたまに見かけます。

公園や湖などでのんびり過ごす人は多い

以前に比べると、減ってはいますが、公園や湖などでのんびりと過ごす人やランニング、子ども連れの人も多く見かけます。

大丈夫なのかなと心配になったりもしますが、ベルリンでは今のところ気分転換の散歩やスポーツも認められているので、公園で卓球して遊ぶ人もいます。

ここのところ晴天が続いているので、適度な外出は気分転換にいいのでしょう。多くのお店が営業していないことを除いて、比較的ベルリンは平和です。

コロナウイルスによる差別

コロナウイルスは中国から広まったということで、アジア人に対する差別発言や行動が行われることもあります。

私自身は、日常生活の移動が自転車で交通機関を利用することがほとんどないため、差別にあったことはほぼないのですが、それでも1度乗った電車で、あからさまに避けられたことがありました。

また、周りの友人にコロナと呼ばれてバカにされたという話をちょくちょく聞きました。多くの人は本当に親切で、分け隔てなく接してくれますが、中には差別発言や行動を行う人も存在します。

もともと持っていた差別意識に、コロナウイルスがきっかけで行動に現れることもあります。それほど気にすることはありませんが、ヨーロッパに滞在している方は、コロナによる差別を受ける可能性があると頭の片隅に置いておく必要があります。差別発言でも嫌ですが、暴力などが怖いです。

まとめ

ドイツにいるからこそ感じることを書きました。感染者数が爆発的に増えていき、どんどん生活に制限されていくのは、正直不安です。

それと同時にドイツの国としての施策やメルケル首相の会見など、素晴らしいと思うことも多く、やはりいい国だなと実感しています。

これから天気が良くなって外で過ごすのが楽しい時期に、この状況は辛いです。また異国の地で1人でコロナウイルスに感染したらどうしようという気持ちや、今後の見通しが立たないことに不安を覚えることもあります。

正直、日本に帰った方がいいのかなと思ったりもしますが、帰国することで、自分が誰かに感染させてしまうことを考えると帰国も怖いです。しばらくは様子を見ながら、自宅待機を心がけたいと思います。

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