1週間前までは、帰国者が徐々に増えていく中で、「私は帰らないぞ!」って思っていたわけですが、いろいろなことを考えて帰国を決断しました。
帰国を決断してから、1日が経った現在の心境と、帰国に向けての準備を備忘として、綴ります。
帰国に向けて手配したこと
航空券の手配
まず初めに行ったのが、航空券の手配です。どんどん飛行機が減っていき、今後どうなるかわからないので、とにかく帰国するための飛行機を手配しました。
1番悩んだのが、どの飛行機にするかです。
- 羽田着 フランクフルト乗り換え ルフトハンザ航空
- 関空着 アムステルダム乗り換え KLMオランダ航空
本当は地元京都に近い関西国際空港に帰りたい。でも各国の国境や制限がどうなるかわからない中で、ドイツからオランダへの移動ができるのか、またベルリン発のアムステルダム乗り換えの場合は、乗り継ぎ時間が1:05。
アムステルダムでの乗り換えは通常であれば、1:05でも問題ありませんが、いかんせん今は新型コロナウイルスの影響で、不測の事態が起きても不思議ではありません。
ただし、羽田に帰国したとして、滞在先や移動手段を考えると厳しい。
日程は異なりますが、同じルートを利用する友人がいるということもあり、思い切って、関空着のKLMオランダ航空を手配しました。
現時点では、アムステルダムの空港は乗り継ぎは可能ということなので、こまめにチェックをしながら、飛行機がキャンセルにならないことを祈るのみ。
トランジットの時間が短いので、ベルリンからの飛行機が遅れないことをこれまた祈るのみ。まぁ最悪間に合わなければ、その場で臨機応変に対応、もしくは空港で3日間待機…。(さすがにそれは無理かな。)
帰国後の滞在先の確保
飛行機を確保した次に行ったのが、帰国後に滞在する場所の確保です。
現在ドイツを含む複数の国から日本に入国する場合は、入国した次の日から数えて14日間自宅などの待機するように要請されています。
私の場合は、物理的には実家での待機も可能ですが、わたしが新型コロナウイルスに感染していた場合、両親・その周囲の人に感染させる恐れがあるということ、両親が重症化リスクの高い基礎疾患を持っているということから、ホテルを手配しました。
通常であれば、4月は桜の時期で観光客が多く、ホテルの金額は高額になるとことですが、新型コロナウイルスの影響で、空きも多く、金額もそれほど高額ではなく、手配することができました。
帰国後の移動手段の確保
帰国後、滞在先までの移動には、公共交通機関を使用しないように要請されています。厳密にいうと禁止されているわけではないので、利用できてしまうのが恐ろしいとことですが、もちろん公共交通機関は利用しません。
母からは「マスクでもなんでもして、迎えに行くから!お姉ちゃんは小さな子どもがいるから、最悪私らは死んでもいいから。」
姉からは「お父さんとお母さんは、基礎疾患があるから、絶対にアカン。私か旦那さんが迎えに行くし、リスクがある以上友達に頼んだらアカンで。」
と言われて、レンタカーで帰るのが1番現実的かなと思っていたところに、医療従事者の友人が「感染症対策もわかるし、迎えに行くよ」と連絡をもらい、お言葉に甘えることにしました。
すごく不安な状況下だったので、本当に嬉しかったです!
部屋の解約連絡
いつ戻ってこられるか全くわからないので、部屋は解約して帰国します。
現在借りている部屋は4月末までですが、5月からの部屋の契約を済ませており、残念ながら、デポジットを払っていました。
契約上このデポジットは返却してもらえなくても仕方ないのですが、返却して欲しい!!ということで、交渉中です。
帰国が決まったら、すぐに部屋の解約通知を行いましょう。
これからしなくてはいけないこと
- 住民登録の抹消
- 保険の解約申請
- お土産を購入して、パッキング
①と②は大家さんに協力してもらい、後ほど行います。
開いているお店は限られますが、せっかくなので、詰め込める限りお土産は購入したいところです。
帰国を決断して思うこと
帰国するという決断をして、少しほっと感じました。きっと大丈夫と思いながらも、異国の地での今回の状況に気持ちが張り詰めていたんだと思います。
何が正しいのかは、誰にもわからないですし、きっとどの選択をしても不安は拭えません。
帰国すると決めると、寂しさや悲しさ、悔しさが増してきました。帰国したい!でも帰国したくない!これが1番正直な気持ちです。
今回のことで、いっぱい後悔もしたし、悔しい思いもしました。だからこそ、帰国するという選択を大切に、後悔しないように頑張ります。
帰国すると決めてから見るベルリンの景色や人々は本当に美しく、初めてベルリンに到着したときよりも輝いていました。
何を見ても泣きそうになるんですよね。
できることは限られていますが、残りわずかな時間を大切に過ごして、ベルリンの空気を感じたいと思います。