ヨーロッパの中ではイギリスなどに比べて紅茶のイメージがないかもしれませんがドイツには美味しい紅茶がたくさんあります。
カフェでスーパーやドラッグストアにはたくさんの紅茶が並び、毎日のように紅茶を飲む人も多いです。
ドイツ土産にもピッタリな紅茶ですが、いかせん種類が多く、何を買っていいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
ドイツに住んでいたときに紅茶を飲み漁っていた経験を生かして、ドイツで人気の紅茶ブランドとドイツ土産におすすめの紅茶をご紹介します。
ドイツの紅茶文化
ドイツでは圧倒的にコーヒー文化が根強く、1人あたりの年間消費量はコーヒー164L、ビール101L(さすが!)、お茶27.5Lと圧倒的にコーヒーが飲まれています。
しかしながらこのお茶にはドイツでよく飲まれているハーブティーやフルーツティーは入っていないため、実際はもっとたくさん飲まれています。
ドイツではハーブティーは日常生活に欠かせないもので、ドラッグストアにもたくさんの紅茶が売られています。薬のように様々な効果のお茶が売られていて、体調に合わせて紅茶を飲むこともあります。
そんなドイツでは日本よりはるかに紅茶の種類が多く、美味しいものもたくさんあるので、お土産にもおすすめです。
ドイツで人気の紅茶ブランド
それではドイツで人気の紅茶ブランドをご紹介します。ここで紹介するブランドはスーパーやドラッグストアなら必ず置いてある定番の紅茶ブランドです。
- TEEKANNE (ティーカンネ)
- Meßmer (メスマー)
ドイツの紅茶ブランドといえばこの2強ではないでしょうか。多くの人は紅茶をスーパーやドラッグストアで購入するんですが、スーパーの売り場ではこの2つのブランドが大きな面積を占めています。
TEEKANNE(ティーカンネ)
ドイツで紅茶を選ぶ際には外せないのがTEEKANNE(ティーカンネ)です。1882年創業の紅茶ブランドTEEKANNE(ティーカンネ)はドイツのスーパーやドラッグストアで必ず売っている人気の紅茶です。
日本ではポンパドールというブランドでハーブティーを展開しており、ハーブティーのシェアはなんと日本一です。
茶葉の選定から、商品開発、製造、出荷とすべての行程を自社で行う徹底ぶりのTEEKANNE(ティーカンネ)は、味もさることながら、価格もお手頃です。
種類も豊富で、フルーツティーやハーブティー、チャイなど好みに合わせて商品を選ぶことができます。
Meßmer(メスマー)
1852年にエドワード・メスマーによってデリカテッセンとして開業されました。デリカテッセンで扱う紅茶の美味しさが評判となり、皇室御用達業者に任命されていたこともある紅茶ブランドです。
独自の厳しい品質・安全の基準を満たした豊富な種類の紅茶が人気のドイツの紅茶ブランドです。
初めてドイツに旅行で訪れた時に、ドイツ在住者の友人におすすめされた紅茶がMeßmer(メスマー)です。
TEEKANNE(ティーカンネ)と同様にスーパーやドラッグストアで気軽に購入することができます。
ドイツでおすすめしたい紅茶のフレーバー
ドイツで人気の紅茶ブランドを2つご紹介しましたが、とにかく種類が豊富で何を買ったらいいのか悩んでしまいます。
私がドイツ滞在中に実際に飲んでお気に入りの紅茶をご紹介します。
Toskanischer Pfirsich
Meßmer(メスマー)のトスカーナのピーチティーという名前のToskanischer Pfirsichはピーチのフレーバーティーです。
初めてドイツの紅茶にはまったきっかけがこの紅茶です。
砂糖を入れなくてもほんのり甘さを感じられるくらいフレッシュで甘い香りの紅茶です。ほんのりと酸味もあるので、後味もくどくなくてとっても美味しいです。
価格は2ユーロ前後で、小包装が20個入っています。
Mediterraner Pfirsich
TEEKANNE(ティーカンネ)のMediterraner Pfirsichもピーチティーです。要するにピーチティーがとにかくおすすめというか私が好きというか…。
TEEKANNE(ティーカンネ)のピーチティーは香りが豊かで、ほのかな甘味があって、酸味はありません。一口飲むとパッと口の中いっぱいに広がる香りの豊かさには驚かされました。
価格は2ユーロ前後で、小包装が20個入っています。
両方買って飲み比べてもらいたいところですが、どちらかだけを購入するなら、酸味が少しあって香りが強くないのがMeßmer(メスマー)、より香りが豊かなのが、TEEKANNE(ティーカンネ)なので好みで選んでください。
個人的にはピーチティーはTEEKANNE(ティーカンネ)の方が好みかな。
ORIENTAL CHAI
こちらもTEEKANNE(ティーカンネ)の商品です。ORIENTAL CHAIというBIOの商品です。先ほどの2つに比べるとBIOということで少し価格は高いです。といっても全然安いですけどね!
ORIENTAL CHAIは名前の通りチャイです。実はドイツはカフェに行けばだいたいどこでもチャイラテがあるほど、チャイは人気の飲み物です。
ORIENTAL CHAIはスパイスの香るチャイです。濃い目に出して、砂糖を入れてミルクを入れて飲むと本格的なチャイを飲むことができます。
スパイスが絶妙でめちゃくちゃ美味しいです。カフェで出したら550円くらい取れそうな味!
冬にピッタリのスパイス入りのチャイはおすすめです!
価格は3〜4ユーロほどで、小包装が20個入っています。
Waldbären tea
Waldbären teaはLEBENSBAUM(レーベンスバウム)という会社の紅茶です。
LEBENSBAUM(レーベンスバウム)はドイツ人のウルリッヒ・ヴァルターさんが町のオーガニック食品店が閉店するということで、お店を購入したのが始まりです。自分たちのお店にオーガニックなお茶やコーヒー、スパイスがないことに気付き、それを探して旅をして、最終的には品質にこだわり抜いたオーガニックなお茶・コーヒー・スパイスを製造・販売する会社へと成長しました。
そんなLEBENSBAUM(レーベンスバウム)のヤノッシュシリーズの商品です。ヤノッシュシリーズはドイツの人気絵本作家「JANOSCH(ヤノッシュ)」のキャラクターがデザインされたシリーズです。
日本では「くまさんのフルーツミックスティー」という名前で販売されています。これまでの紅茶とは異なりノンカフェインの商品です。
野生の果実とバニラを使用したフルーツティーはさっぱりとした酸味がありつつもバニラの甘さもほんのり香ります。ハイビスカスティーにも少し似ていますが、ハイビスカスティーよりは酸味は控えめです。
水出しで飲むのもおすすめです。色は綺麗な透き通るような赤色なので、ゼリーに使ったり、炭酸水で割っても綺麗で美味しいですよ!
ノンカフェインなので、妊婦さんや夜寝るまでにも安心して飲むことができる紅茶です。
この紅茶は小包装ではなく、箱の中にティーバッグがそのまま並んでいるので、保管には注意が必要です。
ドイツでお土産に紅茶を購入する場所
ドイツで紅茶を購入するならスーパーマーケットがおすすめです。スーパーによって取扱商品は多少異なりますが、REWE(レーベ)やEDEKA(エデカ)だとTEEKANNE (ティーカンネ)・Meßmer (メスマー)の種類が豊富で価格が安いことが多いです。
ドラッグストアに行くとオリジナルのハーブティーや健康にいいお茶が売られています。日本ではなかなか買えない面白い商品もあるので、お土産にはいいかもしれません。
最後におすすめしたLEBENSBAUM(レーベンスバウム)の紅茶はBIO商品を扱うお店でないと売っていないことが多いので、BIO COMPANYやALNATURAなどのBIO系のスーパーで購入してください。
まとめ
紹介した紅茶は一部の商品とブランドなので、もっとたくさん紹介したいところですが、多すぎると悩ましいと思うのでこれくらいにしておきます。
ドイツの紅茶って本当に美味しいんですよね。日本にいる時はそこまで紅茶を飲む頻度は高くなかったんですが、ドイツにいる時は毎日飲んでいました。
香り豊かで、種類も豊富で価格も安いので本当におすすめです。ずっと苦手だったカモミールティーも語学学校で毎日飲んでいるうちに、飲めるようになりました。
ちなみにカモミールティーはドイツで特に人気のハーブティーです。
ドイツの硬水と相性が良くてさらに美味しく感じる部分もあるかもしれませんが、日本で飲んでも美味しいので、ドイツの紅茶をぜひお土産に購入してみてください。