お久しぶりにドイツについての記事です。日本での生活も落ち着き始めて、ドイツが徐々に恋しくなりつつあります。
ぼちぼちドイツでの生活を振り返りながら、いろいろご紹介していきたいと思います。
さて、今回ご紹介するのが、ノイシュヴァンシュタイン城を訪れた際に、立ち寄ったフュッセンにある市立博物館です。フュッセンに立ち寄ったら、必ずおすすめしたい場所です。
フュッセン(Fussen)
フュッセン(Fussen)はロマンチック街道の終着点として、有名なこの街はドイツ南部のバイエルン州に位置します。
こじんまりとした街は徒歩で全体を散策することができます。ノイシュヴァンシュタイン城を個人で訪れる際には、フュッセンで電車からバスorタクシーに乗り換えることになるため、ドイツ観光の折に訪れることになります。
ノイシュヴァンシュタイン城を訪れるツアーでは、1~2時間程度フュッセンでフリータイムを設けることが多いです。
それほど見どころの多くないフュッセンですが、私がぜひ訪れて欲しいのが、フュッセン市立博物館です。
フュッセン市立博物館(Museum der Stadt Füssen)
フュッセン市立博物館は、レヒ川沿いに建つ聖マング修道院(Kloster St. Mang)が元になっています。聖マング修道院は、ベネディクト修道会によるもので、8世紀には聖人マグヌスによって、フュッセンで始まり、9世紀にその原型が建てられたとされています。その後、改修を繰り返し現在の形になりました。
バロック様式の大きな修道院をメインにした大きな博物館です。フュッセンで作られていた楽器の展示や「死の舞踏(Totentanz)」という大きな壁画を見ることができます。
様々な見どころがある中で、私がぜひ見たいと思っていたのが、美しい図書館です。
フュッセン市立博物館の美しい図書館
フュッセン市立博物館の図書館は、珍しい楕円形の形をした建物で、1階が食堂、2階が図書室。中央には吹き抜けがあり、2階から階下を眺めることができます。
まずは1階の食堂から訪れてみてください。丸いホールは、ぐるりと窓があり、外からの日差しを受けて明るく照らされています。天井には、パステルピンクを基調とした、細工がとても華やかです。
食堂の中心からは、2階の図書館を少し覗くことができます。食堂を訪れた後は、階段を上り2階の図書館へ。
2階に位置する図書館は、一歩踏み入れた瞬間思わず息を飲む美しさです。
建物の造りを活かした丸い壁一面に本棚と窓が並びます。
天井には、美しいフレスコ画が描かれ、天使の彫刻がまるで空を舞っている様です。よく見て欲しいのが、頭上の天使たちとフレスコ画。本をもっている天使や本が描かれています。図書館という世界観に合わせた絵や装飾がたまりません。
女性は心躍らずには居られないパステルカラー色合いが本当に可愛い!一目見て可愛く、近くで見るとその美しさや繊細さに驚きます。
残念ながら、以前この図書館で所蔵されていた本は、現在別の図書館で保管されていますが、本棚に並ぶレトロな本たちは、この雰囲気にバッチリ。
実は、今回こちらを訪れる際にあまり時間がなく、図書館以外の場所はゆっくりと見ることができなかったのですが、図書館だけでも訪れる価値がありました!
フュッセン市立博物館の場所と営業時間
フュッセン市立博物館は、フュッセン駅から歩いてアクセスすることができます。営業時間や営業日が限られているため、訪れる際は事前に時間の確認が必要です。
- 住所:Lechhalde 3, 87629 Füssen
- 電話番号:+49 8362 903146
- アクセス:フュッセン駅から徒歩10分
- 料金:大人 6ユーロ、フュッセンカード利用 4ユーロ
- 営業時間:夏季(4月~10月・火曜~日曜)11:00~17:00 冬季(11月~3月・金曜~日曜) 13:00~16:00
- 2020年5月現在:土曜・日曜の13時~16時のみ
まとめ
ノイシュヴァンシュタイン城を訪れる際に、事前にフュッセンを下調べしていて、必ず行きたいと思っていた図書館に行けて本当に良かったです。
訪れた時期が冬場だったということもあると思いますが、フュッセン市立博物館は、ガラガラでした。図書館の場所で写真をいろいろ撮りたいと思っていたので、人が少ないといいなと思っていましたが、基本的には空いていると思います。
すぐ近くのノイシュヴァンシュタイン城は、ドイツ屈指の知名度を誇りますが、フュッセン市立博物館内の図書館は、まだまだ知名度が高くありませんので、穴場スポットです!
ノイシュヴァンシュタイン城を訪れた際には、フュッセンで立ち寄ってみてください。