【マインツ】青のステンドグラスが美しい「聖シュテファン教会」

ドイツ・マインツにある青のステンドグラスが美しい「St.Stephan」(聖シュテファン教会)をご存じでしょうか。

マインツはフランクフルトから電車で約30分程の小さな街ですが、美しい教会があります。

どうしても行きたくて、フランクフルトから寄り道した青の教会をご紹介します。

St.Stephan(聖シュテファン教会)

ドイツ・マインツにある聖シュテファン教会(Kath. Kirche St. Stephan)は、Willigis大司教(ヴィリギス)によって、990年に設立された教会です。現在の建物は、1267年ごろに建設が開始され、1340年頃に完成した後に、戦争などの影響で、修復が行われています。

聖シュテファン教会で最も特徴的なのが、フランスの画家マルク・シャガールのステンドグラスを有する点です。戦争による修復を行う中で、シャガールによって、ステンドグラスが製作されました。

独特の扉が聖シュテファン教会の入口です。RPGみたいですよね！

私は入口がどこかわからなくて、違うところから入ってしまいましたが、出る時にここがちゃんとした入口だと気づきました。

聖シュテファン教会の中に一歩足を踏み入れると、青いステンドグラスの美しさに目を奪われます。

教会の中は、全体的に暗めですが、暗いことで、外の光を受けて輝く教会のステンドグラスの美しさを引き立てています。

教会の中はとても静かです。あまりの美しさに声を上げたくなるくらいでしたが、落ち着けと自分に言い聞かせました。

一周ぐるりと青いステンドグラスで、教会が彩られています。教会の外からは、ステンドグラスの青さを感じることはないので、外と中のギャップに驚きました。

聖シュテファン教会の中には、パイプオルガンがあったので、運がよければ、パイプオルガンの演奏を聴くことができます。青いステンドグラスを眺めながら、聴くパイプオルガンの音色は、きっと心が洗われることでしょう。

パイプオルガンの音が好きなので、聴きたかった…。

聖シュテファン教会の美しい青いステンドグラスの数々は、フランスの画家マルク・シャガールによって製作されました。ロシア出身のユダヤ系フランス人画家のシャガールは、数々の絵やステンドグラスを世に残しており、パリのオペラ座の天井画やランスのノートルダム大聖堂のステンドグラスなども手掛けています。

聖シュテファン教会は、1978～1985年までの間シャガールによって、前方にある9枚のステンドグラスが製作されました。またシャガールの死後は、彼の友人であり、仕事仲間でもあったチャールズ・マルクが作業を引き継ぎました。教会内部にある全てのステンドグラスが完成したのは、2000年になってからです。

シャガールブルーとも評される美しい青のステンドグラスは、それぞれ異なる色彩を放っています。青にも様々な色があるということを感じられます。

1枚1枚の絵は異なり、近くで見ると繊細な青の色使いに驚きます。

濃い青のステンドグラスから光が差し込み、教会の床が青く染まっています。静かな空間で青いステンドグラスを眺めると落ち着きます。ぜひ座席に座って、ゆっくりとステンドグラスを眺めてみてください。

聖シュテファン教会は、非常に静粛な場所です。写真撮影は可能ですが一般の方々が教会として利用されているため、日程や時間によっては、こちらでミサが行われていることもあります。お祈りに来ている方々の妨げにならないように気を付けましょう。

観光スポットと思えないほど、静かでゆったりとした時間が流れる空間でした。マインツは小さな街ですが、聖シュテファン教会のためだけに訪れてもいいと思います！

聖シュテファン教会はドイツ・マインツにある教会です。トラムもありますが、Mainz Römisches Theater駅から歩いて向かうことをおすすめします。

マインツの駅は、大きなコインロッカーもあるので、もしスーツケースを持って立ち寄る場合は、駅のコインロッカーをご利用ください。コインのみ利用可能です。

詳細は聖シュテファン教会のHPをご確認ください。

住所：Kleine Weißgasse 12, 55116 Mainz
アクセス：Mainz Römisches Theater駅から徒歩15分
営業時間：3/1～10/31　月曜～土曜　10:00～17:00　日曜　12:00～17:00
　　　　　11/1～2/28　月曜～土曜　10:00～16:30　日曜　12:00～16:30